村本さんらの話によると、午前6時35分ごろ、兄弟の面倒見が良いという一輝君がいつものように、保育園に行く望君と恵ちゃんを車の後部座席に乗せた。その数分後、車の中に煙が立ちこめ、望君が家へ。両親が近くにいなかったため、一輝君に知らせた。「体が勝手に動いた」と、無我夢中になって家を飛び出した一輝君は、熱くなったドアを開け、車の中で泣き叫ぶ恵ちゃんを抱きかかえて家まで全速力で駆けたという。一輝君は「車は焼けてなくなったけど、命は失わなくてよかった」と話した。
県警光署によると、出火当時、車は窓やドアは閉め切った状態で、エンジンはかけていなかった。車内からライターなどは見つかっていないといい、出火原因を調べている。【丹下友紀子】
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